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宮沢賢治

宮沢賢治への手紙

宮沢賢治 私は実はならずもの ごろつき さぎし、ねぢけもの、うそつき、かたりの隊長 ごまのはひの兄弟分、前科無数犯 弱むしのいくぢなし、ずるもの わるもの 偽善会々長 です。 なにが偽善といふならばこうすれぱ人がどう思ふと考へる。何がさぎしと尋ねれば、きれいな面白い浮世絵をどこかで廉く買はうと考へる。その他は説明の限にあらず。 これは宮沢賢治さんが友人に宛てた...
宮沢賢治

なぜ児童文学なのか? その5

前記事の続きです 何か新しいことを教えられる教師など どこにもいない 彼は 私たちが常に知っていた事柄を 思い出す手助けをすることしかできない 『ENIGMA 3 : LE ROI EST MORT. VIVE LE ROI ! 』より Enigma 3: Le Roi Est Mort, Vive Le Roi! posted with カエ...
芸術

なぜ児童文学なのか? その4

前記事の続きです  毎日、毎日、ラジオもテレビも新聞も、時間のかからない新しい文明の利器の良さを強調し、ほめたたえました。こういう文明の利器こそ、人間が将来「ほんとうの生活」ができるようになるための時間のゆとりを生んでくれる、というのです。ビルの壁面にも、広告塔にも、ありとあらゆるバラ色の未来を描いたポスターがはりつけられました。絵の下には、次のような電光文字がかがやいていました...
芸術

物騒なダイレクトメール(本物かどうか未確認)

いろいろ忙しく他にやらなければならないことがあり、しばらくブログを書いていませんでしたが、今日はどうしても書いておきたいことがあって、記事にします。 最近、ある企業からちょっと物騒で危なっかしいダイレクトメールが届くようになりました。 平和主義を愚弄する戦争大好き人種 届いたのは平和主義を「幼稚」「討論にもならない」と言い、戦争を肯定し煽るような内容のWEB記事へ誘導するメールです。 ...
宮沢賢治

なぜ児童文学なのか? その3

前記事の続きです ミヒャエル・エンデ作『モモ』でマイスター・ホラがモモに出したなぞなぞは、この物語で「時間」がひとつのテーマになっていることに気がつけば、解くのは意外と簡単です。 ですが、このなぞなぞに触れた時、その答えが “この世界の偉大な支配者” “この世界そのもの” という考えに出会った時、なんとも言えない気持ちになりました。 モモ 時間どろぼう...
宮沢賢治

なぜ児童文学なのか? その2

前記事なぜ児童文学なのか? の続きです。 やみにきらめくおまえの光、 どこからくるのか、わたしは知らない。 ちかいとも見え、とおいとも見える、 おまえの名をわたしは知らない。 たとえおまえがなんであれ、 ひかれ、ひかれ、小さな星よ! (アイルランドの子どもの歌より) ↑ミヒャエル・エンデ作『モモ』は、この前書きから始まります。 モモ...
宮沢賢治

なぜ児童文学なのか?

今回の記事は、宮沢賢治の童話や、ミヒャエルエンデの児童文学や、エンリケ・バリオスのアミ三部作などから、私が持った疑問「なぜ児童文学なのか?」ということが主題です。 のっけに1つの大きな理由となるものをあげたいと思います。 「子どもの童話のように、おとぎ話のように書くんだ……そうでないと人はみな君をうそつきか頭がおかしいんだと思うよ。それに子どもに向けて書くべきだ。ー以下略ー」(エン...
芸術

人はみな、一人ひとりが自分の想像しうる世界の中に住んでいる

人はみな、一人ひとりが自分の想像しうる世界に住んでいる エンリケ・バリオスのベストセラー『アミ 小さな宇宙人』の続編『戻ってきたアミ 小さな宇宙人』に書かれている言葉です。 「想像しうる世界」って、どういうことなんでしょうね? 私は "どんな未来を想像して暮らしているか" ということだと思っています。 "その人の思い込みの世界に生きている" とも言えると思っています。 「...
芸術

アインシュタイン も チャップリン も 音楽家

アルバート・アインシュタイン もし、わたしが物理学者にならなかったら、おそらく音楽家になっていたでしょう。わたしはよく音楽のようにものを考えます。音楽のように白昼夢を見ます。音楽用語で人生を理解します。わたしは音楽から人生のほとんどの喜びを得ています。(アルバート・アインシュタイン) 「音楽用語で人生を理解する」というのは、どんな感じなのか、ここだけはよくイメージで...
音楽

謎のメッセージ?

どこのどなたか分からないのですが、ものすごく特殊な方法で私に情報を下さった方がいます。 その情報が意味するところは、これからいろいろと調べていかないと分からないのですが、私にはとても貴重な情報に思えました。 コンタクトを取れませんので、ここにお礼を書いておきます。 さて、大正2年に発表された文部省唱歌『海』ですが、私はずっと、日本によくある松林のある海岸を想像していました。 ...
宮沢賢治

アインシュタイン と 海 と、日本に残した警告

アルバート・アインシュタイン 海は、形容しがたい壮大な姿をしています。とりわけ、日が沈む瞬間は。そんなとき、自分が自然に溶け込み、ひとつになるように感じます。そしていつも以上に、個人という存在の無意味さを感じるのです。それは幸せな気分です。 これはアインシュタインの言葉です。 文部省唱歌の『海』が発表されたのが大正2年。 それから9年後の大正...
宮沢賢治

大正政変の年に発表された『海』

松原遠く…ではじまる文部省唱歌の『海』 1913年(大正2年)の発表で、作詞作曲者は不詳。 宮沢賢治についていろいろ研究中なもので、ふと「賢治はいくつだったのだろう?」と考えたのですが… 1913年、宮沢賢治さんは17、8歳。多感なティーン・エイジャーの頃に、賢治が過ごした日本はどんな感じだったのか? 賢治は『海』を歌ったろうか? そういうのんびり気分で調べようとし...
音楽

松原遠く…で始まる『海』という唱歌、私はこの歌が好きです。 多くの場合、この曲は三拍子のリズムで歌われることが多いです。でも実はこの曲、三拍子と四拍子が同居しているんです。 私はこの曲にひっそり隠れている四拍子の方をクローズアップしてみたいと、ずいぶん前から思っていました。 リズム感ない方には「ちょっと何言ってるか分からない(©サンドイッチマン富澤)」かもしれませんが、要するに聴...
宮沢賢治

玄米4合は実は贅沢

宮沢賢治が亡くなった後の戦時下、あの『雨ニモマケズ』はいろいろ利用されちゃった節があるようなのですが… しかも、この動画の中でも述べられますが、(←ご紹介していた動画が埋め込みできなくなってしまっているようなので削除しました/ 2018/07/16)GHQの修正指示があって「玄米四合」を「玄米三合」に変更されたこともあったようです。 このことを知ったのは随分前でしたけど、その時...
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ある方から、私の声がご親戚の声にそっくりだとお聞きしました。 ご親戚は既にお亡くなりになっているそうで、私の声を聞くとそのご親戚を思い出すそうです。 歌の上手な方だったそうです。 私の声がそんな風に聞かれていることもあるのだなぁと思うと感慨深いです。 その方との良い思い出が蘇るような歌を唄えたらいいなと思います (^ ^) 他に「上を向いて歩こう」をリクエス...
宮沢賢治

美術と音楽の決定的違い2 (作ることと表現することは違うだろ)

美術と音楽の決定的違い1 のつづきです。 思えば、普通の絵描きさん方の中に、複数人が協力して一つの作品を描くというようなアーティストは、あまり思いつきませんね。(漫画家で、藤子不二雄さんは思い出します) 音楽の場合でも、作曲家というのはコンビや集団で一つの楽曲を作るケースの方が少ない気がします。 美術と音楽の作品公開のプロセスの違い 画家の場合、作品を作る行為はそれ自体が作...