宮沢賢治

宮沢賢治『イーハトーボ農学校の春』の「太陽マジックのうた」

以前こちらの記事でちょっとだけ触れたことのある、宮沢賢治作『イーハトーボ農学校の春』には、文中に楽譜が織り込まれています。 「太陽マジックのうた」とされる楽譜のメロディーを追ってみると、「通りゃんせ」や「かごめかごめ」などの童謡を思い出すような、なんとも古くて、また日本独特の音階によるちょっと陰りのある趣きを感じました。 『イーハトーボ農学校の春』がどんな内容か読んでみたところ、冬が終...
芸術

みんなの生命に関わる重要な話

何年か前から気になっていた政治家の動画を紹介したいと思います。 山本太郎さんです。 1時間を超える動画なので、どんな内容が出てくるか書いておきます。 3:30 消費税を廃止する話 4:00 20年以上に及ぶデフレについて 5:00 消費と投資が失われていった 5:30 日本以外のどの国も成長している 6:39 世界で最も成長しなかった国家が...
宮沢賢治

なぜ児童文学なのか10(見えないもの さまざまなウソと秘密と音楽と)

名前を言ってはいけないあのクリスマス ねぇ、『ギヴァー 記憶を注ぐ者』を読み終えたけど、主人公のジョナスが見た記憶にクリスマスのシーンがあるよね。 え、そんなシーンあったっけ? 映画ではハッキリ断定されにくい映像にしてあったのよ。小説でも “クリスマス” って文字は一度も出てこないわ。...
宮沢賢治

なぜ児童文学なのか9(言葉と想像の限界 そして口止めされた何か)

本記事は小説『ザ・ギバー 記憶を伝える者』及びその別翻訳版『ギヴァー 記憶を注ぐ者』と、その映画化作品『ザ・ギヴァー 記憶を注ぐ者』のネタバレを含みます。 本記事の前回はこちら↓ ああ、言葉ってなんて不正確なんだ!(by ジョナス) 新翻訳の『ギヴァー 記憶を注ぐ者』を手に入れて読んでるけど、面白いね! 色のネタばらしされてても、他のこともたくさん...
芸術

なぜ児童文学なのか8(ユートピアの秘密と失われたもの)

本記事の前回はこちら↓ 『アミ 小さな宇宙人』の世界は実現可能か? ねぇ『アミ 小さな宇宙人』で描かれたようなユートピアって、作れないのかなぁ? 夢見る乙女ちゃんには申し訳ないけど、無理無理。 細菌もいない世界なんて、逆に心配やわ。 ...
宮沢賢治

日本は世界一のお金持ち国! なのになぜ?

日本は世界一のお金持ち 去年の10月か11月くらいにYouTubeで大西つねきさんという方を知りました。 共感することが多かったので、ずっと注目していたのですが、最近新しい本を出版されたということで早速買って数日前にやっと読み終えたばかりです。 『私が総理大臣ならこうする』というタイトルの本ですが、概ね大賛成できる内容でしたので、ほんの少しでも拡散のお手伝いになればと思いました。 ...
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あけましておめでとうございます

🌞あけましておめでとうございます!☺️ 昨年はたくさんの方々に支えていただき有難うございました。人それぞれの都合があり表には出していませんが、曲にもブログ記事にも楽しく感動する感想などをいただきました♪ 曲をダウンロードで買ってくださる方もいて、大変嬉しく思っています。収益が得られることで次の曲作りの時間確保や諸準備ができるので大変ありがたい...
芸術

私たちが食べている恐怖と病気

私たちは、生きるためにどのようにして外部からエネルギーを取り込んでいるのでしょうか? 今回は私たちが取り込むエネルギーについて肉体と精神の両面から見てみたいと思います。 私たちが食べる動物の肉について ずっと共有を迷っていた動画を、共有することにしました。『世界で一番重要なスピーチ(ゲイリー・ヨーロフスキー)』と題されたYouTube動画です。一時間ちょっとの動画な...
宮沢賢治

『雨ニモマケズ』はなぜ漢字とカタカナで書かれたか?

今日は11月3日。宮沢賢治の代表作『雨ニモマケズ』が書かれた日です。また明治天皇の誕生日でもあります。 日本国民の多くが知っている、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」は、漢字とカタカナのみで書かれています。 なぜ漢字とカタカナなのでしょうか? 今回はその謎について迫ります。 漢字は「象形文字」だった 漢字は物の形をかたどって作られた「象形文字」がベースになっています。「人」「木」「...
宮沢賢治

悪人が儲けるための隠された仕組みとは?

前記事の続きです 映画『シックス・センス』で主人公少年と小児精神科医クロウ博士が初めて顔合わせするのは教会の中でしたね。 クロウ「昔 ヨーロッパでは教会に逃げ込んだ 聖域だったんだ」 少年「何を恐れたの?」 クロウ「悪いやつらだ 牢屋に入れたり 傷めつけたりする連中だ」 教会を「聖域」としていますが、前にも書きました通り、教会もまた魔女狩りや科学の弾圧を犯した悪いやつらの側面...
芸術

悪魔と道徳教育から見る映画『シックスセンス』(ネタバレ!)

前記事の続きです。 映画『シックス・センス』について述べた先日の記事で「次回書きます」と予告した件について書きます。映画『シックスセンス』のネタバレを含む記事です。 世の中全体を幸福に変えていく上で一番の問題は、相手が霊であれ生きている人間であれ、次の問いにどう回答できるかではないかという話です。 クロウ「霊が君に語りかけてくるのはなぜなのか、よく考えて欲しい」 少年「助け...
芸術

そうだったのか! カウンセリングと霊体験から見る映画『シックスセンス』(ネタバレ!)

前回の続きです。映画『シックスセンス』のネタバレを含む記事です。 小児精神科医のクロウは、最初は霊が見えるという少年の言葉を信用していませんでしたし、自分には手に負えないと投げ出しかけていました。 でも、「先生しかいない」と泣いて嘆願する少年を振り払えず、少年の言い分をそのまま受け止めることから再スタートを切ります。つまり少年が「霊が見える」と言う発言をそのまま受け入れたのです...
芸術

歴史と宗教の視点から見る映画『シックスセンス』(ネタバレ!)

映画『シックスセンス』を何年ぶりかで観なおしたんですが、歴史や宗教に全く興味のなかった頃には無反応に通り過ぎてしまったシーンが、今回は新鮮に焼きつきました。 映画『シックスセンス』のネタバレを含む記事です。 歴史に「100パーセント真実」なんてある? 主人公少年と小児精神科医クロウ博士が初めて顔合わせするのは教会の中。そこでこんな会話が始まります。 クロウ「昔 ヨーロッパでは教会に逃げ...
宮沢賢治

映画『コンタクト』と古代インド哲学と最先端科学技術

この動画はオススメです! エハン塾 ビッグバン理論に対する「?」や現代科学者の欺瞞にも触れていますし、私が以前ちょっとだけ紹介した映画『コンタクト』の話も出てきます。 ビッグバン理論の「何もないところから大爆発が起きた」というわけのわからない宇宙の始まりに対し、私が納得できずにいることをエハン先生も言及しています。 アインシュタイン博士はこう言ってます↓ ...
宮沢賢治

なぜ児童文学なのか? その7

前記事の続きです  東インド会社は歴史上最初の株式会社だよね。 オランダ東インド会社がそうですね。 安くで仕入れて、他の場所で高く売るって、せどりと一緒ね。 せどりって? ある人たちにとって価値のある本が古...
宮沢賢治

なぜ児童文学なのか? その6

↓前記事の続きです 「じゃ誰も進歩することに、関心を持ってないの?」 「言いたいことがよく、分からないな」 「ほかの人に差をつけて、抜き出ることだよ」 「より高い進歩度を持つことかな? それなら、精神訓練があるけどね」 「その度数のことじゃないよ」 「じゃ何なの?」 「他人より、よけいに持つことだよ」 「よけいに持つって、何を持つんだい。ペドゥリート」 「お金だよ」 (...