いろいろ忙しく他にやらなければならないことがあり、しばらくブログを書いていませんでしたが、今日はどうしても書いておきたいことがあって、記事にします。
最近、ある企業からちょっと物騒で危なっかしいダイレクトメールが届くようになりました。
平和主義を愚弄する戦争大好き人種
届いたのは平和主義を「幼稚」「討論にもならない」と言い、戦争を肯定し煽るような内容のWEB記事へ誘導するメールです。
↓理屈としては次のようなニュアンスのものでした。
目の前で誰かが暴力を振るっている時に傍観するのは、その暴力に加勢をしているのと同じだから、正義の味方になって勇敢に戦うべきだ
これは正しそうに思えるかもしれませんが、非常に危ない理屈だと私は思います。
目の前で誰かが暴力を振るっている時、そうなった経緯を正確に知らない第三者は、自分が何の戦いに加勢することになるのか理解できているのでしょうか?
「ケンカを止める」ということならば大賛成ですが、いずれの側に味方しようとケンカに加担する(参戦する)ことは正義でも何でもないと私は思います。
私から言わせてもらえば、このウルトラマン的思考の方がよっぽど幼稚に思えます。どこの有名大学を出たエリートの発言であろうと!
「討論にもならない」という発言自体が討論にさえなっていないことに気づいていないのでしょう。
(私は名前を挙げて応援したい別の方がいるんですが、その人を応援することで、この物騒なエリートの方へリンクしていく構造がイヤで、応援しにくくなっています)
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【2019.02.10 追記】
同企業はまた変なことを主張し始めました。昔ロシアに潜入した日本人スパイを英雄扱いして、その一方で「日本はスパイ天国だ」と日本を憂う二枚舌論法。どこの国であろうと、こそこそ潜り込んで内部分裂させるのが良い事なんですか? 良い事なら、日本にたくさんの外国人スパイが潜り込んでるのもOKではないですか? 頭が狂っているとしか思えません。
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戦争は人を殺す行為ですよね? それを止めるために人を殺しに出かけて行くことが「正義の味方」なんですか?
↓嘘の情報で人殺しに加担しないように観てほしい動画があります。
このようなことが起きていた当時、アメリカに住んでいた知人から、日本には入ってこない様々なひどい話を私は聞いていました。
歴史は、繰り返さないためにこそ!
私は戦争を体験した世代ではありませんが、親は戦争体験世代。親戚や知人にも戦争体験者がいて、いろいろ生々しく恐ろしく残酷な話を聞いてきました。
日本が戦争へと突き進んでいった時代に、新聞や映画がその方向へ国民を煽っていったことも、様々な人から聞いてきました。
アインシュタインがこんな言葉を残しています。
ローズベルト大統領に原子爆弾を造るよう勧める手紙に署名したとき、わたしは人生において大きな過ちを犯しました。しかし、いくらかは大義名分があったのです。ドイツが原子爆弾を造る危険が存在するという。
(アルバート・アインシュタイン)
そしてその爆弾は彼が愛した我が国日本に落とされ、アインシュタインはとても傷つき後悔したそうです。
「武器はそれを賛美する人をいつか裏切るようになるんだよ……」
(エンリケ・バリオス作『アミ 小さな宇宙人』より)
いかなる問題も、それを作り出した同じ意識によって解決することはできません
(アルバート・アインシュタイン)
平和ボケも困るので、自国を防衛するための強さなら必要と思います。ですが、情報の精査もできないままに「正義」を唱えて暴力へ向かうのは、とても危険だと思います。(情報の精査って、本当は当事者でない限り不可能なことの方が多いと思います。)
命を奪う行為は、後からそれが「間違いだった」となっても、取り返しがつきません。
取り返しがつかないことを、わざとやらせておいて、後でペナルティを与えて侵略しようとする者がいた場合、安易に「正義の戦い」などに乗せられると、それこそ日本の危機なのでは?
私のブログは芸術関連ですから、ここで反戦の歌をひとつご紹介します。
John Farnham さんの『You’re The Voice』
みんな だれかの娘で
みんな だれかの息子
僕らはどのくらいお互いを見つめ合っていられるのだろう
銃を向け合ったまま
戦時中に偉い人扱いだった軍人さんたちの中には、戦争終結後にとても辛い扱いを受けた人たちがいることを、私はいろいろ聞かされましたし、文献も読んでいます。
暴力を暴力で解決しようとする前に、まずは、自分や自分の家族や友人が安全に暮らせることが先決ですし、戦争になったらいつも1番損をするのが誰たちで、1番得をするのが誰なのかを冷静に考えるべきでしょう。
売国奴による愚民化
国力を高めるなら、まずは誰もが平等に十分な教育を受けられるようにすべきと私は思います。
教育自体が機会均等ではなくなってしまった日本が、真っ先に考えなければならないのは、生まれた家庭環境や経済力に左右されない教育機会と、できる限り安全で正しい情報の入手なのでは?
そして優秀な人材が他国にチャンスを求めず日本に残って、日本に貢献したいと思える国になってほしいです。
軍の機密に属することでもあり、早計に外部に漏らしてはならないという仁科博士の意見で発表は厳禁されていた。ところがそれを、当時理研にいた研究補助員の湯川秀樹が米国に売り渡したのである。米国は終戦後、湯川の功績の論功行賞としてノーベル賞を授与させている。日本の利益にはならず、米国のためになったことで褒美がもらえたのだ。まさに国賊である。
(渡部悌次著 『ユダヤは日本に何をしたか』より)
理研からの事件は、小保方さんのSTAP細胞の業績を取り上げられてしまったらしい事件ばかりでなく、湯川秀樹の頃(1949年ノーベル賞受賞)にもあったんですね。
日本をちゃんと愛している上層部の人たちはいっぱいいるはずです。でも、お金に目がくらんで国を裏切る人を把握するのは、とても難しいはずです。
それに対抗するには、日本国民全体が賢くなるしかないと私は思います。
物騒な参戦奨励記事を書いていたグローバル・エリートは、カメラの前でただ喋っているだけの動画を数万円で売っていました。数千円で十分です。いや、数千円の本の価値もない動画でした。
本を読む習慣も大切だとあらためて思いました。
何も考えずに権威を敬うことは、真実に対する最大の敵である
(アルバート・アインシュタイン)
すべての人は、目に見えない笛吹きの曲に合わせて踊っている
(アルバート・アインシュタイン)
辛気臭い話の後は、微笑ましく可愛い猫ちゃんの動画です。(この猫ちゃんみたいに操られないようにしたいと思いながら…)
2018/11/5 再編集
戦争前の新聞みたい
2018/09/29 追記
2018/11/05 再編集
物騒なメールを送ってきた企業は、また平気で煽りメールを送ってきました。7年も前にすでに無料で提供されている情報を他の人間(肩書きのついた人)を窓口に紹介して、一人につき○万円もぼったくろうとしてます。
その企業曰く、無料で提供もできるけれど、慈善活動では一過性のものでインパクトもないんだそうです。そんな理屈に踊らされている人は、よーく考えてください。
↓このように同じ情報が無料で手に入るのです。どこのどんな肩書きの人間が言っているかということに踊らされなければ。
私は何年も前にこの動画をタダで見ましたが、そのインパクトは忘れもしませんし、決して一過性ではありません。
そして、結局のところ、どれが本当でどれが嘘かは、第三者にはハッキリと確認しようがありません。
私達は常に情報に操作されているのでしょうし、「悪者にされた善人」と「善人面の悪党」を間違いなく見分ける能力があるでしょうか? また、誰にとっての善人で、誰にとっての悪人でしょうか?
少なくとも、平和主義を愚弄し戦争を焚きつける人間を取り込んでいる企業の利益拡大など、私はまっぴらごめんです。
いいやつと悪いやつの操る人形ゲーム
↓これも無料で見れるオススメかつとても重要な動画です!
私個人からの補足として言いたいことは、いい奴と悪いやつを操っているのは、多分、大昔に住む国を亡くした流浪の民族か、その知恵を悪い方に使おうとしている拝金主義者。
若い方々、ショージ・サエキさんのブログも参考にして危機感持ってくださいね。
おわりに
2018/11/5
平和維持は未来のことどもたちのためにも重要なことだと思います。
不良に脅されてカツアゲされるような弱虫な日本にしないためには、なめられない日本にならなければならないでしょうし、何でも許していたら、日本人は住む国を失います。
政治家批判をする人もいますが、私はもっと大事なことがあると思います。
大昔、住む国を失った流浪の民族が、今日までどのように迫害され、どれほどの恨みを持って復讐を誓いながら隠れているかを考えてみてほしいです。彼らは金の力ですべてをコントロールできると考えています。それを阻止できるのは、一人ひとりの道徳心しかないと私は思います。
ずいぶん昔、観光(リゾート)関係の仕事に携わった時、修学旅行では戦争に関する資料館などを巡るのは「暗い」という理由から好まれなくなったという話を旅行関係業者から聞きました。
平和ボケの親世代が、命を賭してこの国を守った先祖に対し「暗い」の一言で片付けてしまったのです。その子供達がもうとっくに大人です。
歴史は、恨みや敵意を増殖したり再び戦争をしたりするためにあるのではないはずです。同じことを繰り返さないために知っておくべきことなのではないでしょうか?
歴史や政治に嘘があるのを知りつつ、どうすれば繰り返さないかを一人ひとりが自分の頭でしっかり考えていくことが大事だと私は思います。
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