歴史

His+Story=History

「歴史」が「彼の物語」ならば、語った者は本人か別の人物か?

語り伝えられたことは真実なのか? 封印されたものはないのか?

物語は誰に都合よく作られたか? その物語に踊らされている者たちは誰か?

「歴史に学べ」とは、どのような姿勢であるべきなのか?

宮沢賢治

なぜ児童文学なのか10(見えないもの さまざまなウソと秘密と音楽と)

名前を言ってはいけないあのクリスマス ねぇ、『ギヴァー 記憶を注ぐ者』を読み終えたけど、主人公のジョナスが見た記憶にクリスマスのシーンがあるよね。 え、そんなシーンあったっけ? 映画ではハッキリ断定されにくい映像にしてあったのよ。小説でも “クリスマス” って文字は一度も出てこないわ。...
宮沢賢治

なぜ児童文学なのか9(言葉と想像の限界 そして口止めされた何か)

本記事は小説『ザ・ギバー 記憶を伝える者』及びその別翻訳版『ギヴァー 記憶を注ぐ者』と、その映画化作品『ザ・ギヴァー 記憶を注ぐ者』のネタバレを含みます。 本記事の前回はこちら↓ ああ、言葉ってなんて不正確なんだ!(by ジョナス) 新翻訳の『ギヴァー 記憶を注ぐ者』を手に入れて読んでるけど、面白いね! 色のネタばらしされてても、他のこともたくさん...
芸術

なぜ児童文学なのか8(ユートピアの秘密と失われたもの)

本記事の前回はこちら↓ 『アミ 小さな宇宙人』の世界は実現可能か? ねぇ『アミ 小さな宇宙人』で描かれたようなユートピアって、作れないのかなぁ? 夢見る乙女ちゃんには申し訳ないけど、無理無理。 細菌もいない世界なんて、逆に心配やわ。 ...
宮沢賢治

日本は世界一のお金持ち国! なのになぜ?

日本は世界一のお金持ち 去年の10月か11月くらいにYouTubeで大西つねきさんという方を知りました。 共感することが多かったので、ずっと注目していたのですが、最近新しい本を出版されたということで早速買って数日前にやっと読み終えたばかりです。 『私が総理大臣ならこうする』というタイトルの本ですが、概ね大賛成できる内容でしたので、ほんの少しでも拡散のお手伝いになればと思いました。 ...
宮沢賢治

『雨ニモマケズ』はなぜ漢字とカタカナで書かれたか?

今日は11月3日。宮沢賢治の代表作『雨ニモマケズ』が書かれた日です。また明治天皇の誕生日でもあります。 日本国民の多くが知っている、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」は、漢字とカタカナのみで書かれています。 なぜ漢字とカタカナなのでしょうか? 今回はその謎について迫ります。 漢字は「象形文字」だった 漢字は物の形をかたどって作られた「象形文字」がベースになっています。「人」「木」「...
宮沢賢治

悪人が儲けるための隠された仕組みとは?

前記事の続きです 映画『シックス・センス』で主人公少年と小児精神科医クロウ博士が初めて顔合わせするのは教会の中でしたね。 クロウ「昔 ヨーロッパでは教会に逃げ込んだ 聖域だったんだ」 少年「何を恐れたの?」 クロウ「悪いやつらだ 牢屋に入れたり 傷めつけたりする連中だ」 教会を「聖域」としていますが、前にも書きました通り、教会もまた魔女狩りや科学の弾圧を犯した悪いやつらの側面...
芸術

悪魔と道徳教育から見る映画『シックスセンス』(ネタバレ!)

前記事の続きです。 映画『シックス・センス』について述べた先日の記事で「次回書きます」と予告した件について書きます。映画『シックスセンス』のネタバレを含む記事です。 世の中全体を幸福に変えていく上で一番の問題は、相手が霊であれ生きている人間であれ、次の問いにどう回答できるかではないかという話です。 クロウ「霊が君に語りかけてくるのはなぜなのか、よく考えて欲しい」 少年「助け...
芸術

歴史と宗教の視点から見る映画『シックスセンス』(ネタバレ!)

映画『シックスセンス』を何年ぶりかで観なおしたんですが、歴史や宗教に全く興味のなかった頃には無反応に通り過ぎてしまったシーンが、今回は新鮮に焼きつきました。 映画『シックスセンス』のネタバレを含む記事です。 歴史に「100パーセント真実」なんてある? 主人公少年と小児精神科医クロウ博士が初めて顔合わせするのは教会の中。そこでこんな会話が始まります。 クロウ「昔 ヨーロッパでは教会に逃げ...
宮沢賢治

映画『コンタクト』と古代インド哲学と最先端科学技術

この動画はオススメです! エハン塾 ビッグバン理論に対する「?」や現代科学者の欺瞞にも触れていますし、私が以前ちょっとだけ紹介した映画『コンタクト』の話も出てきます。 ビッグバン理論の「何もないところから大爆発が起きた」というわけのわからない宇宙の始まりに対し、私が納得できずにいることをエハン先生も言及しています。 アインシュタイン博士はこう言ってます↓ ...
宮沢賢治

なぜ児童文学なのか? その7

前記事の続きです  東インド会社は歴史上最初の株式会社だよね。 オランダ東インド会社がそうですね。 安くで仕入れて、他の場所で高く売るって、せどりと一緒ね。 せどりって? ある人たちにとって価値のある本が古...
宮沢賢治

なぜ児童文学なのか? その6

↓前記事の続きです 「じゃ誰も進歩することに、関心を持ってないの?」 「言いたいことがよく、分からないな」 「ほかの人に差をつけて、抜き出ることだよ」 「より高い進歩度を持つことかな? それなら、精神訓練があるけどね」 「その度数のことじゃないよ」 「じゃ何なの?」 「他人より、よけいに持つことだよ」 「よけいに持つって、何を持つんだい。ペドゥリート」 「お金だよ」 (...
宮沢賢治

宮沢賢治への手紙

宮沢賢治 私は実はならずもの ごろつき さぎし、ねぢけもの、うそつき、かたりの隊長 ごまのはひの兄弟分、前科無数犯 弱むしのいくぢなし、ずるもの わるもの 偽善会々長 です。 なにが偽善といふならばこうすれぱ人がどう思ふと考へる。何がさぎしと尋ねれば、きれいな面白い浮世絵をどこかで廉く買はうと考へる。その他は説明の限にあらず。 これは宮沢賢治さんが友人に宛てた...
芸術

物騒なダイレクトメール(本物かどうか未確認)

いろいろ忙しく他にやらなければならないことがあり、しばらくブログを書いていませんでしたが、今日はどうしても書いておきたいことがあって、記事にします。 最近、ある企業からちょっと物騒で危なっかしいダイレクトメールが届くようになりました。 平和主義を愚弄する戦争大好き人種 届いたのは平和主義を「幼稚」「討論にもならない」と言い、戦争を肯定し煽るような内容のWEB記事へ誘導するメールです。 ...
宮沢賢治

なぜ児童文学なのか? その3

前記事の続きです ミヒャエル・エンデ作『モモ』でマイスター・ホラがモモに出したなぞなぞは、この物語で「時間」がひとつのテーマになっていることに気がつけば、解くのは意外と簡単です。 ですが、このなぞなぞに触れた時、その答えが “この世界の偉大な支配者” “この世界そのもの” という考えに出会った時、なんとも言えない気持ちになりました。 モモ 時間どろぼう...
音楽

謎のメッセージ?

どこのどなたか分からないのですが、ものすごく特殊な方法で私に情報を下さった方がいます。 その情報が意味するところは、これからいろいろと調べていかないと分からないのですが、私にはとても貴重な情報に思えました。 コンタクトを取れませんので、ここにお礼を書いておきます。 さて、大正2年に発表された文部省唱歌『海』ですが、私はずっと、日本によくある松林のある海岸を想像していました。 ...
宮沢賢治

アインシュタイン と 海 と、日本に残した警告

アルバート・アインシュタイン 海は、形容しがたい壮大な姿をしています。とりわけ、日が沈む瞬間は。そんなとき、自分が自然に溶け込み、ひとつになるように感じます。そしていつも以上に、個人という存在の無意味さを感じるのです。それは幸せな気分です。 これはアインシュタインの言葉です。 文部省唱歌の『海』が発表されたのが大正2年。 それから9年後の大正...