「百聞は一見に如かず」という言葉があるように、見ることは100回聞くより分かりやすい場合があります。言葉が通じ合わない他国の人と意思疎通をするときに、絵や図を描くとうまく理解し合えることがあります。
旅行者が駅やトイレなどの場所を探しやすくするために、文字に頼らない図柄(デザイン)によって困らないようにしているのも美術の力です。
また、言葉で言い表しようのないものを一枚の絵や写真が雄弁に表現してくれることがあります。
額縁にはめられた水彩画や油絵のほか、街角に貼られる様々な広告やポスターなど、美術は様々な場面に溢れています。普段の生活で使う食器の形や絵柄も料理をよりいっそう楽しく美味しく演出してくれます。